生前整理を行うメリットとその取り組み方について考えてみよう

このところは「終活」が広く定着、最近は「生前整理」という言葉を耳にすることも増えてきました。しかし、生前整理という言葉は知っていても、具体的に何のために何をするのかが分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、そうした方のため、生前整理の利点や方法などについて、ここで簡単に説明したいと思います。自分の死について考えたくないという方もあるでしょうが、(死後)自分の希望通りに遺産分配をしてもらうため、残される家族や知人のために、ぜひ一度この機会に生前整理について考えてみてください。

生前整理をやるべき理由とその具体的な取組み方とは?

まず、生前整理とは、生きている間に“自身の死後を見据えて身辺整理を行うこと”。具体的に行うのは、身の回りの物を整理して不要なものを処分したり、保有している財産のリストを作成したりといった作業です。

また、近年新たに登場してきた遺産問題として、SNSやネットバンクも要注意。生前に対処しておかないと、死後にもSNSのアカウントが残ったり、ネット口座の処理に家族が困ってしまったりしかねないため、こうした所謂「デジタル遺産」対策には若い世代の間でも関心が高まっています。

さて、こうした生前整理に取組むことが必要とされる理由は、自らの財産を予めきちんと把握・分類しておけば、死後に財産を希望通りに処分・分配してもらえるようになるため。また、残された家族や知人の負担が軽くなるためといったメリットがあるからです。

こうして元気なうちに、自らの意思で財産をどう処理してほしいかを明確にしておけば、相続争いの回避ができるのはもちろん、万一高齢になって病気や判断能力が低下してしまった場合の備えとしても安心。生前整理に取組むことには、こうした意義があるのです。

なお、明確に「こうしてほしい」という意思があるなら、弁護士や役場に相談のうえ遺言書を作成することをお勧めします。遺言書がないと、法定相続分に沿って遺産は配分され、必ずしもあなたの希望通りになるとは限りません。よって、生前整理はこの遺言書作成を念頭に進めていくと良いでしょう。

生前整理をスムーズにムリなく進めるためのコツとは?

生前整理とは、端的にいえば身の回りの片づけをすること。印鑑や通帳、株などの投資資産や公共料金・カード関連の書類をまとめて整理するのに加え、雑貨や服など、持っている様々なモノの整理も大切です。とくにモノが多く、家族がその整理に困りそうだという方は、元気なうちに自ら処分を始めていくと良いでしょう。

ただ、実際にやってみようとすると、これはなかなかに難しいこと。身の回りの物を捨てたり、リサイクルショップに売ったりするのには勇気がいります。そんなときに試していただきたいのが、持っているものを「要るもの/要らないもの/捨てたくないけれど長らく使っていないもの(保留)」に分けることです。

まず、必要なものはシッカリ残し、不要なものは処分、保留したものについては気持ちの整理がついてから処分するようにしていけば、比較的楽に整理を進めていくことができるので試してみてください。なにも生前整理は1日で済ませる必要はありません。焦らず、慌てずに、時間のある時に少しずつ、生活の負担にならないペースで無理なく進めていきましょう。

なお、片づけをして出た不要品は、ゴミの日などに合わせて徐々に捨てていくほか、回収業者に頼んで引き取ってもらうことも可能です。思い出の品を捨てるのが心苦しいという場合は、リサイクルショップなどを利用することも1つの手。また、手放す前に写真をとっておけば、写真という形で思い出を手元に残すことができますよ。

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