法律的に大丈夫? 自宅敷地内にお墓を建てる方法

子孫の代までお墓の維持管理や供養の負担をかけたくないといった風潮の高まりから、先祖代々の墓所を墓じまいして自宅近隣の永代供養墓や納骨堂に改葬したり、海に散骨するなどの方法をとる人が増えてきました。自宅の庭が広い場合は自宅敷地内に墓所を設けてそこに改葬したいと考える向きもあり、共に暮らしていた家族が亡くなってしまった場合にも、いつでもお参りができる自宅での埋葬を考える人が増える傾向にあります。法律的にその希望は叶うのか、自宅敷地内に建てるとしたら一般的な墓石のように苗字と共に家紋を入れたほうが良いのか、外柵は必要かなどデザインについても気になり調べている人が少なくありません。

自宅敷地内に建てられるお墓の実態

自宅敷地内に寺院や霊園にあるような一般的な墓所を新設するのは法律で禁止されています。郊外などでみられる個人所有の広大な敷地内にある屋敷墓と呼ばれるものは現在の法律が制定される以前から建てられていたため認可されていますが、それ以外では基本的に現在ある寺院や霊園施設以外での埋葬は認められていません。自宅敷地内の目立たない場所に近所の人に迷惑が掛からないよう小さなお墓をつくって納骨すれば周囲にわからないと考える人もいますが、完全に法に触れる行為となってしまいます。そうは言ってもどうしても一般的な霊園ではなく自宅で供養したい場合、現在ではいくつかの方法が提案されており、その中から自宅の状況に合った方法を選ぶという手もあります。

自宅で行う手元供養の一つの形態

自宅敷地内にどうしても一般的なタイプと同じ外観を持つお墓をつくりたいと切望している場合、外柵を工夫して庭の外から見えにくいようにしておくなど近隣住民への配慮を行いつつ、お墓らしいデザインのものを新設すること自体は可能です。ただし通常のようにその下に遺骨を納めてしまうと法律違反になるため、歴史的人物の偉業を伝える石碑や俳人の句碑のようにモニュメントとして建てることになります。その場に納骨や散骨を行わないという点さえ厳守すれば、石に家紋を彫刻したり個人の好きだったものをかたどったデザインのモニュメントを建立するなど自由に新設することができます。現在では手元供養の一つの形態としても注目されるようになって来ました。

さまざまな方法で行われる手元供養

自宅敷地内にお墓らしい外観のモニュメントや石碑を建てる方法では納骨や散骨は不可能なため、納骨堂など他の施設を利用する以外では自宅のどこかで遺骨をお祀りする必要が出て来ます。遺骨をパウダー状にして海へ散骨する海洋葬の場合、分骨した遺骨をアクセサリーに加工して身につけたりオブジェにして位牌と共に仏壇に祀って日々拝むなどの手元供養を行う人が増えたことで、その方法に寄り添った製品やサービスも数多く登場しています。庭のモニュメントには納骨できないため、自宅内ではオブジェなどにした遺骨を祀り両方を拝むことで、お盆やお彼岸などにしかお参りすることができない遠方にある霊園での供養よりも頻繁にお参りできる点が人気です。

まとめ

自宅敷地内に新たにお墓を建てたいと考えて、デザインなどにこだわってつくったものであっても埋葬や散骨は不可能であることを肝に銘じ、それでもモニュメントとして何らかの碑を建てたい場合は外から見た印象など近隣へのしっかりした配慮が重要になります。自分が納得できる形で供養を行うことは大切で、さまざまな方法がインターネット上でも紹介されている昨今、あらかじめリサーチして多くの選択肢の中からじっくりと選んで行くことが大切です。庭にモニュメントや石碑の形態で建てる際にもお墓で特に費用がかかるのは石への彫刻や設置工事であることを肝に銘じ、無理なく供養を続けて行くための今後の費用などと共に良く考えてから実行するほうが後々安心です。

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