お墓に戒名を掘る順番はある? 連名で掘ることはできる?

誰でも一度は目にしたことがあるでしょうが、墓石には家名・経文・埋葬者の戒名・没年月日・享年などが彫られています。地域や宗派の違いはあるものの墓の正面、側面、裏面によって彫られる文字が決まっているのが一般的です。 埋葬者の戒名は追加で墓石に彫っていくことになります。お墓には竿石と墓標(墓誌)がありますが、墓標がない場合は竿石の背面や側面へ彫られます。竿石には3~4名、墓標には片面だけで10名は彫ることができるため、墓標を新しく増設する家庭もあります。 さて、色んな家庭のお墓を見てみると多種多様な文字が彫られていますが、彫る文字に決まりはないのか疑問に感じる方もいます。また、連名や戒名を彫る時の順番などはあるのでしょうか。

どんな文字を彫ることができるのか

お墓の文字というと竿石の正面に刻まれる墓碑銘がよく目に付き、バリエーションも豊富です。墓碑銘は「○○家之墓」というように苗字や「南無阿弥陀仏」などの経文が彫られているのが一般的ですが、他にも梵字を刻んでいたり、洋型なら「愛・絆」などの一文字や「一期一会・無限」などの熟語も多く見かけます。 お墓には好きな文字や言葉を刻んでも構いません。そのため俳句や感謝の一言を刻むケースもあり、多様化してきています。漢字・平仮名・カタカナ・数字・英字、また花などの飾り模様を盛ることも可能です。書体にも特に決まりはなく、自分の書いた文字を刻んでもらうこともできますが、楷書体、行書体、隷書体が一般的に使用されています。

建立者は連名で刻むこともできる

竿石の側面には建立者名と建立年月日も刻みます。中には竿石は避けて上台石の左側面に刻むケースもあります。 建立者は施主の方です。お父さんが亡くなった場合は長男の名前を彫るのが一般的ですが、遺産から費用を捻出している場合はお父さんを建立者にすることもあります。費用を分担して出しているのなら連名で複数の名前を刻むこともできますし、また、次ぐ意識を持ってほしいから刻んでおくということもあるようです。 中には朱色で塗られてる名前もあります。これは地域などによって違いがありますが、建立者が生存中は朱色で塗るのが一般的です。例えば父と息子の連名の場合、父が故人で息子は生存中なら息子の名前だけ朱色で塗られています。

戒名を彫る順番ってあるの?

お墓には故人の戒名を追加で彫っていくことになりますが、一般的なのは亡くなった順番で彫っていく方法です。 ただ、祖父、祖母、父、母という家系順で続いていけば関係性も分かりやすいですが、亡くなる順番をコントロールできるわけではありません。そこで、他人との関係性を明確にするために俗名と「○○の妻」などの立場を一緒に彫刻します。 他には夫婦連名で彫る方法もあります。例えば妻が先に亡くなった場合は夫のスペースを開けて彫刻します。これなら家族内での立場も分かりやすくなるでしょう。しかし、亡くなるのを待っているようで縁起が悪いとの声もあるので、建立者が勝手に決めてしまうのではなく家族に相談したほうがいいでしょう。

まとめ

お墓は代々引き継がれていくものであり、建立者はいつか亡くなるものです。大切な墓石に想いを込めたいのは誰もが持っている思いですが、引き継ぐ家族が大切にできる墓石を建てることが重要でしょう。 例えば墓碑銘に家名ではなく文字を刻むことで嫁いで苗字が変わった娘が継いでも違和感がないというメリットがある反面で、文字にこだわりすぎても後の家族が想いを理解できないというデメリットもあります。そのため、後の家族が想いを理解できる墓標名にするのがいいでしょう。 また、一度刻んだ文字は直すことがほとんど不可能です。特に戒名は難しいので位牌と比べてよく確認してから原稿を提出することが大切です。

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