墓じまいの時に必要? お墓の魂抜きのお布施について

お墓の魂抜きのお布施が必要かどうかは、特に決まっていません。墓の持ち主の気持ち次第です。魂抜きが必要ないという考え方もあることでしょう。必要ないとしておこなわないと、寺側から苦情があるかもしれませんが、もう付き合う必要のない寺との関係を、特段に気にする事情もないでしょう。それまで年間管理料としてサービスを利用し続けた得意客でいた、という見方もできるわけですから、魂抜きをするもしないも墓の持ち主次第です。インターネットが普及し、簡単に情報を得られるようになったことで、葬式の形態に家族葬や密葬が急速に増えたように、墓じまいももっと時代に即したリーズナブルなものになっていくと見られます。

お墓の魂抜きとはなにか

魂抜きとは、仏壇やお墓に宿っている魂をお坊さんが抜くという仏教の儀式です。一宗教の考え方ですから、日本人ならすべてその考え方をしなくてはならないということではありません。お墓に宿っている魂を、遺族全員もしくは参列者ですくい上げるという考え方をすれば、寺に依頼する必要はないとも言えます。無宗教の人や、仏教徒ではない人は、自由に判断してかまわないことです。魂抜き自体が不要だという考え方もあるでしょう。納骨されている人々がどう考えるか、遺族がどう考えるか、で魂抜きをどうするかを決めるのが最もリーズナブルでしょう。意見がまとまらないときは、これまでの一般的な慣習通り、寺に依頼してお布施を支払うのが無難という考え方もあります。

魂抜きのお布施とは?

魂抜きを寺に依頼したときに、報酬として支払うのが魂抜きのお布施です。聖職者であるから、と無料で依頼するわけにはいきません。それを生業にしている人に仕事を依頼し、時間を割かせた以上、お世話になった対価を支払うのは当然のことです。その後一席設けて食事を振る舞うというケースもありますが、寺側は、食事代として金銭で受け取ったほうがいいでしょうから、地域によってはそうすることのほうがむしろ多いようです。儀式が終わったら、早速渡すというのは失礼と感じるかもしれないと気遣う人もいるでしょうが、仕事が終わったらすぐ次に移りたいのが心情ですから、そのようなことは気にせず、すぐ渡した方がかえっていいと考えられます。

葬儀も墓じまいも時代とともに

葬儀も墓じまいも、ずいぶん長い間、昔ながらの同じ状態が続いてきました。しかし30年ほど前にインターネットが登場し、普及したことにより、状況は急に激変することとなりました。インターネットが登場する前は、人々は情報のとりようがなかったため、葬儀や墓じまいについては皆目見当がつかない状況でした。そのためか、葬儀費用の不透明さなどが時々取り上げられたりしていましたが、そこにインターネットが登場し、身近なものとなるや、それ以前はことば自体存在しなかった家族葬がせきを切ったように増えました。現在では、従来型の一般葬とあまり変わらない比率にまでなっています。墓じまいもそうなるでしょう。裏事情のような情報を容易に得られるようになったことで、リーズナブルなあり方に変わっていきそうです。

まとめ

墓じまいをするときには、宿っている魂を抜くという仏教の儀式を寺に依頼する場合があります。この儀式を魂抜きと言います。寺に依頼した場合は、報酬としてお布施を支払います。ただ、こうした儀式は必ずしもおこなわなければならないわけではなく、似たような趣旨のことをおこなうとしても、墓の持ち主や遺族が自分たちでおこなうという道もあります。魂抜きをするかどうかは、墓の持ち主が自由に決めることです。30年ほど前までは、一般葬以外ほとんど考えられなかったのが、今や家族葬がほぼ同じ比率でおこなわれるようになったように、墓じまいの形態も、今後は人々が心から望む姿に変わっていくと見られます。

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