お仏壇へのお参りの正しい作法を知っていますか?

お仏壇にお参りする時の正しい作法を知らない人間が増えているようです。一昔前まで家庭に仏壇があるのは当たり前の風景でした。礼儀作法も祖父母や親から自然に教えられ、身につくことが多かったようです。

ところが現在は仏壇自体置かなくなった家庭も増えました。集合住宅が増えスペースの問題から置きたくても置けない事情があるおうちも少なくないようです。

ただ仏壇関連の礼儀は最低限身につけておかないといざという時に恥をかくことになります。親戚の家へ挨拶に行く時はもちろん、自分の結婚の挨拶で相手の家に行く時もお仏壇関連のルールを知らないためにマナー違反をおかしてしまい、礼儀知らずということでマイナス評価されてしまう恐れがあります。

仏壇に線香をあげる時の基本

仏壇に線香をあげる時のルールが分からないと悩む方も増えています。具体的なルールをお伝えする前に覚えておきたいのが、線香をあげる意味です。 なんとなくあげている方が大半ですが、自分の身を清めて仏様に良い香りを供養する2つの意味があります。つまり、自分自身が香水を塗りたくっているような状態はふさわしくありません。反対に汗だくで汚れている場合も失礼にあたるので気をつけましょう。

詳細ルールは宗派によっても異なりますが、共通しているのは最初に軽く一礼することです。ロウソクに火を灯して線香に火を移しましょう。 移した火を口で吹き消すことは厳禁なので、空いている方の手でそっとあおぎ、火を消します。それから香炉に1本ずつ立てます。宗派によっては3本ほど立てても問題ないようです。その他線香を立てずに折ってから火をつけて香炉に寝かせる宗派もあります。

お線香をあげる時にお鐘は鳴らしても大丈夫か

仏壇にはお線香をあげるための香炉の他、お鐘も置かれているのが一般的です。何気なく線香に火を灯すついでにお鐘も鳴らしている方もいらっしゃいますが、実は正しい礼儀作法とは言えません。

お鐘を仏壇に置いているのは、読経や勤行などお勤めの時に使うためです。仏教を信仰している方はお坊さんではなくてもお勤めと呼ばれる仏前でお経を読んだり礼拝する日課があります。朝晩のお勤めを欠かさずに行っている方も大勢いらっしゃいます。

神社の鈴のように、自分が来たことを知らせるために鳴らすものではないのでただ線香を灯す時にあえて鳴らす必要性はまったくありません。読経などをせずに線香を供えるだけならお鐘には触れないようにしましょう。

他人の仏前で手を合わせる時の注意点

実家以外の仏壇に手を合わせる時のマナーも覚えておきましょう。親戚でも宗派が違うことは珍しくありません。そのため、仏前に手を合わせる時はできるだけ相手の宗派を確認しておきたいものです。なぜなら、宗派の異なるお題目をとなえてしまうのは微妙な問題で嫌がる相手もいるからです。

宗派によってはどんな念仏でも受け入れてくれますが、ほとんどの宗派は自分の信仰を信じているので違う派閥の念仏を唱えられてしまうと微妙な気持ちになるかも知れません。宗派が分からない時は無言でお線香をあげるだけの参り方が無難でしょう。

持参したお供えものはご本尊から見て正面にする方が大半ですが、逆向きが正解です。供えたものを仏様から私たちに授けられると考えます。

まとめ

お仏壇に関わる礼儀も色々ありますが、早目に大体のルールをマスターしておきましょう。自分たちに子どもが出来た時も、自分自身が礼儀を知らないと子どもにも教えることができません。プライベートでも仕事でも礼儀知らずの人間は嫌われてしまいます。

恩師への挨拶などなにかのタイミングで仏壇に参る機会は人生の中で必ず訪れます。めったにない機会とは言え、その貴重なタイミングで失敗せずに滞りなくやり遂げることは後々大切な意味を持ちます。

うっかり知らなかったために礼儀知らずな振る舞いをしてしまい、相手に不愉快な思いをさせてしまう可能性もあります。反対に礼儀をきちんと分かっている振る舞いをしたことで自分の評価が上がり人間関係が円滑になることもあります。

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