借金を相続放棄するための手順と相続発生後に借金が発覚した場合の対処法

相続というのは財産がある場合には良いですが、連帯債務などの負債も同時に相続してしまいます。相続することでマイナスが生じる場合には相続放棄という方法もあります。相続放棄の手続きには期限がありますので、相続放棄をする場合にはなるべく早く相続放棄の手続きを行う必要があります。また、場合によっては相続した後になってから借金の存在が発覚することもあるでしょう。

そういった場合にはどのような対処をしていけばいいのかわからないということもあります。そこで、ここでは放棄する場合だけでなく後に借金が発覚した場合のそれぞれの手順や対処法について分かりやすく紹介していきますので、参考にしてみてください。

メリットとデメリット

まず、相続放棄を行う上でメリットとデメリットが有ることを理解しておかなければなりません。メリットは、連帯保証や債務などの負債といったマイナスの財産しかない場合には負債を背負わなくても良いですし、遺産争いやそれに伴うストレスなどからも解放されるのは大きなメリットと言えるでしょう。

デメリットに関してですが、放棄することによって自動的に次の順位の人に権利が移ってしまいます。マイナスの財産しかない場合にはその人にとって大きな負担になりますし、その人も放棄の手順を踏まなければならないなど手間が増えてしまいます。後になって撤回することが出来ないので事前に財産調査をしっかりと行い判断することが大切です。

特に連帯債務などで一緒にローン返済していくはずだった場合などは要注意です。また、連帯債務を持っていた場合などは連帯債務がどうなるのかを専門家に相談しておくと安心です。

相続放棄を自分で行うには

相続放棄を自分で行う手順ですが、まずは費用を用意します。収入印紙800円分と裁判所によって異なりますが切手代が必要です必要な書類は相続放棄申述書・被相続人の住民票除票又は戸籍附票・申し立てる人の戸籍謄本の3つとなります。また、申立人が配偶者の場合や子供、孫など立場によって死亡の記載のある戸籍が必要となる場合もあります。

必要な書類などが用意できたら、家庭裁判所に行って手続きを行います。家庭裁判所で意思の確認が取れたら手続きは終了となりますので、手続きから1週間ほどで裁判所から受理通知書が届き完了となります。特別難しいことはないので自分で行っても実際にかかる日数としては1週間程度ですが3万円程度の費用で代行も可能です。

相続後に借金がでてきた場合

最初は問題なかったのに後から借金がでてきたというケースがあります。大前提として放棄をするのは3ヶ月以内と決められています。したがって、3ヶ月が経過してしまった場合や後になってから発覚した場合は放棄できないのが原則です。

しかし、後になり借金でてきた事情によっては放棄をすることが可能な場合もあります。ただし、この場合には預貯金などに関しても返金しなければならなくなります。

また、不動産などを第三者へ売却してしまった場合などは権利関係がさらに複雑になる可能性があります。こういった状況の場合、知識のない素人では判断するのは難しいので弁護士や司法書士といった専門家に相談して対処方法を決めるということが必要となるでしょう。

まとめ

借金や連帯債務などの負債がプラスの財産よりも上回ってしまっている場合には、相続放棄という手続きを行うことによってそれら全てを放棄することが出来ます。

放棄の手順は必要な書類や費用を用意した上で、家庭裁判所に行き手続きを行うだけとなっていますので、特別難しい事情がなければ専門家に依頼することなく一人でも手続きは行なえますし、1週間もあれば完結してしまう内容です。

後から借金が発覚するケースもあります。この場合は、非常に権利関係などが複雑になるケースがありますので素人が自分で判断することは難しいです。場合によっては放棄が可能なこともありますので、出来るだけ早く専門家に相談することが望ましいです。

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