突然の葬儀。弔電の送り方、マナーや料金のまとめ

葬儀は、突発的に起こるものであり、場合によっては参列するのが難しいタイミングであることも少なくありません。そして、葬儀に参加するのが難しい場合などに、弔電を使用することかあります。

しかし、「弔電のマナーは知らないんだけど……」「使ってみたいけどやり方が分からない」と思うこともあるでしょう。そこで、今回は弔電の意味から送り方やマナーなどについて詳しく解説していきます。

弔電は弔意を示す電報

弔電は、弔意を伝えるための電報です。電報そのものは、関東圏の一部で1869年にサービスをスタートさせています。そして、1890年からは電話で弁当が申し込めるようになりました。

そして、長い歴史を持つ電報は、現在は情報伝達の手段ではなく、冠婚葬祭に利用されるようになりました。弔電もそのサービスの1つであり、いざというときに電話や手紙などとは異なった伝え方で弔意を示すことが可能です。

また、遺族が弔電を受け取った場合、お返しの必要があるものの、最も負担の軽いお礼状だけで問題ないため、マナー違反となることはありません。香典だけでなく弔電も断る旨が訃報の知らせに入っていた場合は、自分とその故人の関係性を考えたうえで喪主に相談することをおすすめします。

文例としては以下のものが考えられます。

「生前のご厚誼に誠に感謝いたします。○○様のご冥福をお祈りいたします」

内容はシンプルなもので構いません。あくまでもこれまでの感謝と弔意を示すために使用するものであるためです。

誰に送るものなのか

弔電は喪主に対して送るものです。あるアンケートで、400人の方に弔電を使用したことがあるかとアンケートをとりました。400名のうち4割以上の方が弔電を利用したことがあると返答しています。しかし、そのうち誰宛に送るのか分からない方と答えた方が3割以上もいました。

例えば、弔電での敬称などは、誰が亡くなったのか確認したうえで変えていかなければなりません。しかし、誰に対して送るものなのかを明確にしていれば、迷うことはないでしょう。葬儀会社などに聞けば、亡くなった方の敬称を教えてくれます。

また、訃報の知らせを受け取った場合、喪主が誰なのかは明確にされていることが多いため、宛先はフルネームで記載するようにしましょう。差出人についても、個人で送っているものなのか、それとも誰かとの連名なのかをはっきりと記載する必要があります。

連名であった場合は、香典などと同じく命名の方を真ん中に書くことが一般的なマナーとなっています。

どこに送るのか

弔電の送り先は、複数の選択肢があります。

  • 斎場
  • 自宅
  • 教会

基本的には通夜や告別式が行われる会場宛に送ります。加えて、キリスト教形式の葬儀であっても、弔電の送り先は仏教と同じく儀式を行う場所に送ることがマナーだとなっています。しかし、キリスト教の場合は、仏教的な言葉を含む文章はNGとなるため、文章はよく考慮する必要があります。

また、送り先が分かった場合、儀式の開始前に送ることが重要だといえます。弔電を読み上げる時間なども葬儀の中では確保されているためです。加えて、自宅などでなければ、斎場などで葬儀を行うため、タイミングをみて弔電を送りましょう。

弔電の送り方とそれぞれの金額

弔電の送り方は、以下の3種類の方法があります。

  1. 電話
  2. インターネット
  3. 郵便局
送る方法 電話 インターネット 郵便局
メリット 案内を受けながら、弔電を作成することができる。 案内はないものの、web上で全てを簡潔できる。 窓口で相談し、郵送で送る場合も活用できる。

自分の使用しやすい方法で送って問題ありません。金額については様々なサービスがあるものの大手のNTTや郵便局などを参考にしてみましょう。また、弔電は、香典などと同じく弔意を示すものであるため、送る側はそういって意味合いを理解しておきましょう。

加えて、葬儀参列できない場合に弔電のみを送ることはマナー違反ではありません。遺族にとっても負担が少ないだけでなく、弔意を示してくれていることが分かるためです。

電話で送る

電話で弔電を送る場合、まずはオペレーターに連絡する必要があります。オペレーターに連絡する場合は、8時から19時の間に連絡を行う必要があります。また、請求方法がクレジットカード払いであれば電話番号が変更となるため注意が必要です。NTT回線の電話番号を既に取得し使用している方であれば、電話料金との合算で申し込みが可能です。

料金は、台紙を選択する場合、その料金に全て含まれています。例えば、13,500円の台紙に50文字の弔電も場合は、1,150円か1,000円が費用として発生します。東日本と西日本どちらも料金は変わりません。であれば最低文字数は550円の25文字を最低単価として5文字増加するごとに90ずつ加算される仕組みです。

3日以上前から予約することで、150円の割引が発生します。150円の割引は何文字であっても発生するため、葬儀が行われ日時が分かっていれば早めに弔電を作成しましょう。

インターネットで送る

インターネット送る場合も受付時間は考慮する必要があります。NTTの場合は、0時から19時までなら当日、19時から0時までなら翌日と決まっています。webの入力に関しては、お届け先から台紙の選択、差出人情報や支払いまでネット上で全て完結するため、迷うことはないでしょう。

料金に関しては、台紙の料金で大きく変わるものの、電話と同一の条件であれば、webの方が40円程度安価となっています。webの場合は最低25文字510円から電話と同じく、5文字で90円ずつ増加していく仕組みです。

郵便局から送る

郵便局から送る場合は、レタックスというサービスを使用します。ファックスや電話なども使用可能であり、申し込む窓口によって選択できる支払い方法が変わってきます。

例えば、現金で支払いたい場合は郵便窓口を選ぶ必要があります。最もお得なのは、webで申し込む形であり、台紙の料金が他の申込方法と比較して80円ほど安価です。

15時30までの差し出しあれば当日に外すことが可能です。また、窓口から送りたい場合は、窓口に弔電を送りたい旨を伝えることによって案内してくれるため、webだけでは不安という方にはおすすめのサービスだといえるでしょう。料金に関しては、台紙の値段によって変化するものの、1万円を超えるものはなく、最大でも5000円程度となっています。

送る時の注意点

葬儀は、形式に沿ったものでなければ、故人に対して儀式そのものが失礼となってしまいます。そして、弔電に関しても、文章のルールを守ったうえで送る必要があります。

また、差出人の表記の仕方や受け取り人の名前や宗教など確認しなければならないことも少なくありません。1つずつ注意事項をチェックし、失礼のない弔電を送りましょう。

宛先

弔電の宛先は、関係者であれば誰でもいいわけではなく、基本的には喪主に送ります。訃報の知らせを受け取った時点で、ほとんどの場合は案内が書かれています。そのため、喪主の名前が分からないといったことはなかなか珍しいといえるでしょう。

しかし、喪主の名前が分からない時もあるにはあります。例えば、友人が亡くなった場合、その両親のどちらかが喪主となることがあります。そういったパターンであれば、案内を受け取ったとしても記載がなければ誰が喪主なのか、分かりません。

そういった場合、故人のフルネームと「ご遺族様」と記載することで相手に失礼のない宛名となります。一般的な葬儀だけでなくて会社としての葬儀などでは、宛先が会社名となることも覚えておきましょう。

差出人

差出人の情報は簡略化してはなりません。他の弔意を示すものと同じく、できる限り差出人が何者なのかを明確に記載する必要があります。

例えば、会社関係者などであれば会社名だけでなく部署名まで記載したうえでフルネームを記述しましょう。そうすることによって、誰が弔電を送って来てくれたのかを遺族が把握することが可能です。

加えて、遺族にとっては差出人の名前だけでなく、住所や連絡先があったほうが苦労は少ないといえるでしょう。弔電に関しても、一般的にはお礼状を書く必要があるためです。

注意しなければいけない言葉

弔電に記載する文面は、葬儀で使ってはならない言葉を使用していないかというところから、チェックしていきましょう。

文明に関しては、非常にかたい文章と親族などに送る文章で全く文面が異なってきます。しかし、使ってはならない表現はどのようなものでも同一です。

例えば、以下のような言葉は全て忌み言葉として扱われており、弔電で送られてきた場合、今後の関係性が変わる可能性もあります。

  • いろいろ、様々、分ける、流れる、度々、迷う

書ききれないほど非常に多くの忌み言葉があるため、弔電を書き終わったとしても一度見直しましょう。また、宗教上で使ってはならないこと言葉として、キリスト教では冥福や仏、合唱といった言葉も使用しません。仏教では、「ご冥福をお祈りいたします」などの文面は全く問題でないものの、宗教に合わせて変えていかなければならないことに注意が必要です。

弔電をいただいた側がするマナー

弔電を受け取った場合、基本的には、お礼状を書く必要があります。それはどんな葬儀のスタイルであっても守らなければなりません。また、香典や供花を断っていても弔電が届くこともあります。その場合は、遺族として受け取りましょう。

差出人との関係性もあるものの、弔電を送り返すことはトラブルの原因となる可能性もあるためです。

お礼状を送る

弔電に対して、お礼状を送るのは、相手が弔意を示してくれたことに感謝の気持ちを伝えるためです。香典や供花などであれば、現金であることも多いものの、受け取った弔電に対してはお礼状を返すことによって十分な感謝を示していることになります。

また、お礼状を送るのであれば、葬儀が終わったすぐ後に送ってしまいましょう。これは、トラブルを防ぐだけでなく、弔電が確実に遺族に届いたことの証明ともなるためです。

情報の伝達手段が発達していることから、場合によってはお礼状でなくてもお礼を伝えることは可能です。しかし、弔電が届いた場合は、受け取った遺族は、お礼状で返すのがマナーです。

ちなみに、メールなどではNGであるものの、電話で感謝の意を伝えることはマナー違反ではありません。負担が軽い方を選択しても問題はないといえるでしょう。

送る相手によって異なる内容や表現を使う(例文)

お礼状で伝えたいことは、ある程度同一です。しかし、全て同じ文面にするわけにはいきません。

故人の友人の場合

かた過ぎる文章ではなく、親しみが感じられるような文章でお礼状を作成しましょう。

「故○○の葬儀に際し、弔電をいただき誠にありがとうございました。○○様は、母と特に仲がよかったと伺っております。○○様の暖かいお心に母も天国で喜んでいると思います。また、無事に葬儀を終えられたことをご報告いたします。この度はありがとうございました」

目上の方に対して

かしこまった文章と感謝の意を明確に伝えるような文面を記述しましょう。

「故○○の葬儀に際しまして、お忙しい中や机上に心のこもった弔電をいただき厚く御礼申し上げます。葬儀も無事にとり行うことができ、非常に感謝しております。また、故人が生前賜った御厚情に対して心よりお礼申し上げます。本来ならば、直接お伺いするべきところであるものの、略式ながらお礼状にて御礼申し上げます」

お礼の品物を送る

弔電の場合は、意味よりは供花や香典と変わらないものの、

品物を送ることは珍しいといえます。喪主の友人や故人の友人などお世話になった方に対しても品物を送ることはあまりありません。

供花や香典などであれば品物を送る必要があります。それは、同じ意味合いを持っていても、儀式上でそういうものだと定義されているためです。

そのため、香典や供花であれば返礼品を送る、弔電であればお礼状を送るといった対応で十分です。

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